大雨、そして灼熱。
過酷な自然に挑んだ職人たちが、
丸太に命を刻んだ2日間。
第19回 東北チェンソーアート競技大会 in 北秋田
🌧 豪雨 → ☀ 猛暑
🪵 秋田杉 × チェンソー
📍 北秋田市
でも、SNSで流れてきたあの写真を見た瞬間、画面から目が離せなくなった。
木が、鳥になっていた。丸太が、命になっていた。
これは「木彫り大会」なんかじゃない。これは、自然と人間の真剣勝負だ。
雷雨→猛暑。選手たちに牙を剥いた”もう一つの敵”
大会初日、北欧の杜公園の空は真っ暗だった。雷鳴が響き、地面がぬかるむ豪雨の中でも、選手たちは動じない。2メートルを超える秋田杉の前に仁王立ちし、チェンソーのエンジンを吹かし続けた。
Day 1
豪雨・雷
雷鳴が轟く中、職人は動じない
激しい雨が容赦なく降り注ぎ、ずぶ濡れになりながらも選手たちはチェンソーを止めなかった。飛び散る木くず、轟音、荒れ狂う天気。それでも、丸太の中の「命」を探し続けた。
Day 2
猛暑・炎天
前日の嵐が嘘のように―灼熱の決戦
翌朝、目が覚めると快晴。しかし今度は強烈な日差しが会場を照りつけた。雨との戦いが一転、暑さとの戦いへ。それでも職人たちは前傾姿勢で削り続け、最後まで手を止めなかった。


重いチェンソーを操り続ける体力。限られた時間の中で作品を完成させる集中力。そして思い描いた姿を形にしていく精神力。この大会はその全てが試される、職人にとっての真剣勝負の舞台だ。
丸太の中に眠っていた「命」が、目を覚ます瞬間
SNSに上がった作品写真を開いた瞬間、思わず声が出た。巨大な丸太から現れたのは、今にも大空へ羽ばたこうとする鳥だった。一枚一枚が繊細に削り出された羽根。大きく広がる翼。木で作られているはずなのに、呼吸しているように見えた。



「本当にチェンソーだけでここまで表現できるのか?」
荒々しい工具で削り出されているのに、完成した作品には、驚くほど繊細な表情が宿っている。


何もない丸太から、少しずつ姿が現れていく。完成作品はもちろん美しい。でも本当のドラマは、その「過程」にある。命が宿る瞬間を目の前で見ることができる―それがチェンソーアートの最大の魅力なのかもしれない。





作品は今も、北欧の杜公園で見ることができる
🌲 第一休憩所奥に展示中
大会で生まれた作品の一部は、北欧の杜公園の第一休憩所奥エリアに今も展示されています。写真では絶対に伝わりきらない大きさ。削り跡の質感。職人の息づかいが感じられる細部のディテール。実物を前にしたとき、あなたはきっと声を失う。


🌳 来年はさらに注目の舞台へ
会場となった北欧の杜公園は、来年開催予定の「第50回全国植樹祭」の会場にもなる予定です。県内外から多くの人が訪れる一大イベントの舞台として、このチェンソーアート大会で生まれた作品たちも、きっとその歴史の一ページを飾るはずです。
来年こそ、あのチェンソーの轟音を この耳で聞きに行く。
雷雨にも負けず、猛暑にも負けず。
秋田杉の丸太に命を刻み続けた職人たち、
大会を支え続けたスタッフ・ボランティアの皆さんへ。
その情熱が、画面越しにいた私の心まで揺さぶりました。
来年は削りたての杉の香りを胸いっぱいに吸い込みながら、
会場から直接お届けします。必ず。
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