
「野外フェスなのに、パンツまでびしょ濡れ。」
そう聞くと、二人で顔を見合わせて「それはちょっと…」と思うかもしれません。でも、今年で野外開催15回目、初の3日間開催という節目を迎えた男鹿ナマハゲロックフェスティバルに参加した人たちは、口を揃えてこう言います。
「雨でも、最高だった。」
私も土日の2日間、容赦なく降り続く雨の中で過ごしましたが、帰る頃には「来年もまた来たい」と心から思える時間になっていました。港町の空気、地元の温かさ、そして音楽との偶然の出会い。それは、晴れの日には気づけなかったかもしれない、男鹿フェスの本当の魅力でした。
まずはこれをチェック。今年のタイムテーブル

来年の参加を考えている方は、まずこのタイムテーブルで一日の流れを掴んでおくと安心です。
会場に着いたら、まず出迎えてくれる面々
会場の入口では、なまはげ・ネイガー・茂木さんが出迎えてくれます。この瞬間から、もう「男鹿に来た」という実感が湧いてきます。夫婦・カップルで来るなら、まずここで記念の一枚を撮っておくのがおすすめです。

雨対策は”現場の知恵”で乗り切る
日焼け対策は万全にして臨んだのに、待っていたのは強い雨。どんよりとした雲行きの中、ステージも荷物も、あっという間に濡れていきました。パンツまで浸水するほどでしたが、それでも会場の熱気は少しも冷めません。

そんな中で気づいたのが、ベテラン参加者たちの知恵です。荷物をゴミ袋で完全防水にしている姿を見て、「なるほど、その手があったか」と翌日には私も真似をしました。夫婦・カップルで来るなら、こんな準備がおすすめです。
- 45L以上の丈夫なゴミ袋を数枚(荷物の防水に。二人分あると安心)
- 着替えを多めに(特に靴下)
- レインコート+折りたたみ傘の両方(風向きが変わりやすい港町ならでは)
最前列も最高。でも一番の魅力は”朝”にある
会場を歩くと、打首獄門同好会・ELLEGARDEN・マキシマム ザ ホルモンのTシャツを着た人の多さに驚きます。もちろん私も、この3組のライブでは前方スタンディングへ。雨も汗も関係なく、全力で拳を突き上げました。

でも、実は毎年いちばん楽しみにしている時間は別にあります。市長挨拶直後の「オープニングアクト(OA)」です。OAはほとんど予備知識のないバンドばかり。だからこそ面白い。リハーサルの音が聞こえた瞬間、「あ、この音はヤバい」と思ったらステージ前へ。すると不思議なくらい、毎年”大当たり”に出会えます。
SNSで話題になってから知るのではなく、“売れる前”の熱量を、二人で一番近くで浴びられる。これこそ男鹿フェス最大の魅力です。もし来年、初めて夫婦・カップルで参加するなら、ぜひ朝から会場へ。男鹿フェスは、昼からでは半分しか楽しめません。
「最高のライブは自分たちで作る」――DIY精神に惚れた瞬間
今回、改めて胸を打たれたのが、キュウソネコカミと打首獄門同好会。音作りも機材確認も、自分たちの手で行う姿から、「最高のライブは自分たちで作る」という気持ちがまっすぐ伝わってきました。

特にキュウソネコカミは、リハーサルからキラーチューン全開。観客を巻き込みサークルモッシュの練習まで始めるサービス精神で、本番ではボーカルのヤマサキセイヤさんが客席へダイブし、最後の一滴まで出し切るステージ。その数十分後、東京スカパラダイスオーケストラのステージにスーツ姿で再登場する姿には、ただただ脱帽でした。
男鹿フェスが愛され続ける理由――それは「人」
出演アーティストの豪華さはもちろんですが、男鹿フェスが特別なのはそこだけではありません。会場のあちこちで、観客と地元とアーティストが自然に混ざり合う瞬間に出会います。




実行委員の皆さん、地元ボランティアの皆さん、港町ならではの温かい雰囲気、そして全国から集まるロックファン。その全部が合わさって「また帰ってきたくなる場所」になっています。大型フェスは全国にたくさんあります。でも、「また会おう」という気持ちで帰れるフェスは、決して多くありません。
2027年は20周年。史上初の4日間開催へ。
閉幕後のビジョンで発表された、来年最大のニュース。
男鹿フェス20周年、史上初となる4日間開催。
7月24日・25日7月31日・8月1日
2週に分けての開催です。これまで他の大型フェスと日程が重なり出演できなかったアーティストも、この日程なら参加できる可能性が高まります。HYDEは戻って来るのか。RIZEは帰ってくるのか。それとも、男鹿初上陸となる新たなビッグネームが現れるのか。今から期待しかありません。
そして何より、2週に分かれての開催ということは、夫婦・カップルにとって「無理なく参加できるチャンス」が広がったということでもあります。日程を選んで、自分たちのペースで楽しめる年になりそうです。
雨の余韻に包まれて
雨で服は濡れました。靴も泥だらけになりました。でも、心は今年いちばん熱くなりました。すべてが終わった夜、会場の空に上がった花火を見上げながら、そんなことを二人で話す時間もきっと格別なはずです。 終了後の花火
初めて参加する人も、何年も通っている人も、男鹿フェスには毎年、新しい発見があります。朝一番のオープニングアクトで未来のスターと出会う。地元スタッフの笑顔に元気をもらう。港町の空気を胸いっぱい吸い込む。その全部が、男鹿フェスという特別な体験です。
2027年は20周年、そして史上初の4日間開催。
来年の夏、船川港で、二人で最高の音楽を浴びてみませんか。
男鹿フェス最高!また来年、男鹿で会いましょう。

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